日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

天正18年5月12日浅野長吉・木村常陸介宛豊臣秀吉朱印状写(4)

一、①越後宰相*1・加賀宰相*2かたへも早〻手を合*3、安房守*4相抱*5候鉢形*6・松山*7・をし*8、此城〻取巻候事可急候、松山ニ而もをし*9にても、一城ハ此方*10ゟ相動*11候人数として可取巻候、鉢形ハ北国口ゟの人数取巻候へ*12と被仰出候、弥其通可申聞候、②…

天正18年5月12日浅野長吉・木村常陸介宛豊臣秀吉朱印状写(3)

一、城〻兵粮在之*1迄念を入穿鑿*2仕由、不入儀ニ候、城中ニ無之候ハヽ其分*3ニ仕候て可置*4事、 一、在〻夏麦*5事ハ、其城〻留守ニ相残候者二申付、何方へも不可納所旨、百姓共ニ申触押置*6、重而以一書可得御意*7候、皆共奉行大勢在〻へ入こミ候て穿鑿候ハ…

天正18年5月12日浅野長吉・木村常陸介宛豊臣秀吉朱印状写(2)

一、可相渡と申城、其案内*1を待候事ハ無分別*2候、手前之はかをやり*3、其城〻押懸候ハヽ、早速ニ可相渡候間、跡*4ニ念を不入、末/\相済候様ニ急へき事、 一、佐竹*5手前も*6城共可相渡由候、早〻入相*7城共急度可請取候、奥州迄道筋明*8候様ニ、急可仕候…