日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

天正18年4月8日加藤清正宛豊臣秀吉朱印状写

此表様子為可聞届、飛脚付置之由、尤悦被思食候、先書*1如被仰遣、去月廿七日至三枚橋*2被成御着座、翌日ニ山中*3・韮山*4躰*5被及御覧、廿九日ニ山中城中納言*6被仰付、則*7時ニ被責崩、城主松田兵衛大夫*8を始、千余*9被打捕候、依之箱根・足柄、其外所〻…

天正18年1~3月「家忠日記」に見る秀吉軍通過の準備

ここで秀吉軍を迎える家康の準備について「家忠日記」から抄出してみた。 正月小 二日己巳、駿府より近日御陣*1可有之由申来、夫丸留につかハし延引之事、 十九日壬戌、殿様*2来十九日中泉*3へ御座候、皆知行方亥年之五十分一高辻越候へ之由申来候、 廿一日…