日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2019-04-22から1日間の記事一覧

文禄2年8月16日島津義弘・久保宛安宅秀安書状を読む その2

一、 治部少輔*1上洛次第、義久*2御隠居之儀、可言上申候、然時ハ、当所務*3已前ニ義久御隠居可有之候、然上ハ、薩隅諸県当所務弃破勘落之分、不残可被召上御分別*4、此一儀*5ニ相究候、縦先度治部少輔御直談之刻、此通於被仰究ハ、此状参著已後成共、急速ニ…