日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

「的を射る」か「的を得る」か プロフェッショナル仕事の流儀 飯間浩明

 

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右の丁、うしろから2行目

 

・・・た/\○安曰螽(いなご)の・・・

・・・おとハ其的を得す・・・

 

(・・・の)音はそれ的を得ず・・・

 

1603年刊行の「日葡辞書」は「Matouo iru」(マトヲイル)で「的に向かって発射する」意味とする。(「邦訳日葡辞書」389頁) 

 

 ちなみに梵字のひとつがこちら

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