日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2019-03-24から1日間の記事一覧

天正15年4月2日小西見村百姓中宛帥法印歓中折紙を読む

(折紙) 観心寺*1与七郷与山之儀ニ付て申事在之条、旧冬双方召寄有様聞届、一柳伊豆守*2如折帋*3申付候処、只今七郷之内おにしミ村*4之者共、寺衆侮、薪苅候者共、日々ニ追立、及打擲刃傷之由、言語道断之儀候、当御代喧𠵅*5停止之処、背御法度与云*6、曲事…

文禄元年12月14日島津義久宛豊臣秀吉朱印状を読む

急度被仰遣候、其方事、鉄炮以下令用意、此方ニ所務*1等申付候とて相残奉公人共相改、悉召連無御渡海已前、来春*2高麗へ可罷渡候、最前雖相改申付候、可罷立者、不寄大小残居候者、猶以可被成御成敗候間、成其意、堅可申付候、留守ニ居候ハて不叶者ハ書立候…