「自然」は古文書頻出用語であるが、近世前期と中後期では意味はまったく異なる。中後期では「当然~なる」という意味合いだが、戦国期から近世前期は「万一」という意味で使われる。
したがって「自然のことにて候」とは「万一のことでございます」ということになる。いくら掛詞とはいえ、はかりごとを意味する符丁として当時使えばバレバレである。
「自然」は古文書頻出用語であるが、近世前期と中後期では意味はまったく異なる。中後期では「当然~なる」という意味合いだが、戦国期から近世前期は「万一」という意味で使われる。
したがって「自然のことにて候」とは「万一のことでございます」ということになる。いくら掛詞とはいえ、はかりごとを意味する符丁として当時使えばバレバレである。