2017-12-03から1日間の記事一覧
件の古文書だが、気になる点はまだある。「阿湖」姫の部分だ。女性の名前はことさら難しい。たとえば秀吉の正室は「おね」なのか「ねね」なのかいまだ定まらない。高台院と呼べばよいというわけでもない。権力トップの正室さえ呼称がわからないのだから、戦…
「自然」は古文書頻出用語であるが、近世前期と中後期では意味はまったく異なる。中後期では「当然~なる」という意味合いだが、戦国期から近世前期は「万一」という意味で使われる。 したがって「自然のことにて候」とは「万一のことでございます」というこ…