奈良時代、下級役人借金地獄 上司の要求断れず、超高金利月15%――:朝日新聞デジタル https://t.co/Atc8M2jqxE
— 吉川弘文館営業部official (@yk_sales) 2018年5月2日
謹んで解し申す月借銭を請うのこと
合わせて三百文 利月別三十九文
右くだんの銭、二箇月のうちを限り、本利ともそなえ、まさに進上すべし、・・・謹んで解す
謹んで月借銭をご手配くださいますようお願い申し上げます。
合計三百文 利子はひと月に三十九文
この借金、二箇月の期限中に元金利子耳をそろえて必ずお返し致します。・・・謹んで上申致しました。
解:律令制下で下部組織から上部組織へ上申する文書のこと。有名な例が「尾張国郡司百姓等解文」。その反対が「符」、上下関係にない場合は「移」または「牒」。
利率:月に39/300=13/100=13%。ただし単利か複利か不明。
単利と仮定すると
年利 13%*12ヶ月=156%
1年後は300文が
元本+利息=300文+(300*156%)
=300+468
=768文
1年で2.56倍になる。
将:再読文字「まさに~すべし」=「必ず~する」
cf.須:「すべからく~すべし」=「当然~すべきである」