日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの古文書オタ、いえ歴史学徒として史料を読んでいきます

昭和45年カ11月19日坊城俊民宛三島由紀夫書簡を読む

mainichi.jp

掲載された書簡の一部を読んでみる。

 

郵便番号の導入が1968年7月1日であり、三島の死が 1970年11月25日、消印が「?5.11.20 8-12」なので昭和45年、自決1週間ほど前の書簡らしい。記事本文中でも「自決する6日前に同窓の友人宛てに送った」とある。

 

(封筒ウハ書き)


「新宿区余丁町78
 坊城俊民様」


拝復 すツかり御無沙汰してをります、展覧会・・・ん下さつた由、恥ずかしくも恐縮
(中略)
その後行き会ひません 文士にな・・・
文士のいやらしさのみが目につき、おそらくこんな我儘は、銀行員になつてゐても何になつてゐてもおなじだつたでせう。
(中略)
たのしみにしてをります
何卒お元氣で           謹言
 十一月十九日           三島由紀夫
坊城俊民様

 

三島由紀夫が銀行員になっていたら・・・。