日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2017-10-23から1日間の記事一覧

秀吉の検地に懸ける意気込み 「一郷も二郷も撫で切りにせよ」 その1

小田原の後北条氏を平定した1ヶ月のち、秀吉はこんなことを述べている。 書状之旨、於小田原披見候、出羽奥州其外津軽果迄も百姓等刀武具駈、検地以下被仰付、伊達山形初而足弱共差上、被明御隙候付而、従会津今日当城迄被納御馬候、然者、為迎吉川中務少輔…