日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

大正15年『良人操縦の秘訣百ケ条』(主婦の友社)より

 

今から1世紀前ほど前に出版された。

 

国立国会図書館デジタルコレクション - 良人操縦の秘訣百ケ条

 

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「悪遺伝」というのはずいぶんな言い方だ。

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婚約時代は気前のよい紳士でも、結婚後は吝嗇家になる、というより男とはそういうものである、と諦めなさいということだろうか。

 

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100年前と思えないほど現代的なアドバイスである。同様の記述が別のところでも繰り返される。

 

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「夫婦生活の倦怠期」と100年前からいわれていたようだ。すぐあとにはずいぶん直截的な表現がされている。

 

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妻の収入が夫のそれを上回ることがあったようだ。「エレベーターガール」や「バスガール」はかなりの高給だったのだろうか、賃金統計が気になるところだ。

 

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さすがにこれは失礼な表現だろう。

 

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