日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの古文書オタ、いえ歴史学徒として史料を読んでいきます

2018-01-21から1日間の記事一覧

料紙の色について 調所広郷血判状は書かれたときから赤茶色だったか?  「西郷どん(3)」

「西郷どん」第3回で竜雷太演ずる調所広郷が自害にあたって、清国との密貿易および琉球派兵の件はすべて自分の責めであると書き残す場面があった。 さてわれわれは現時点で、経年劣化した赤茶けた文書を当たり前のように目にする。しかし、使用する当時から…

嘉永元年12月19日阿部正弘宛調所広郷血判状を読む 「西郷どん #3」

此度御家ヲ奉斯候上 清国ト密貿易仕候事 又琉球派兵ノ一件軍 勢ノ数ヲ奉偽候事 全テ独断ニ而取行候ニ付 御詫申上候モ行届間 敷事ニ御座候故 以一死大罪ヲ奉謝候 十二月十九日 調所笑左衛門広郷(血判) 阿部伊勢守正弘様 (書き下し文) このたび御家をかか…

安永7年7月蝦夷地奉行定

www.hokkaido-np.co.jp 定 一、御舟登候跡ニ而打遁口論致間鋪候事、 一、運上小家火之許大切可為用心事、 一、松前他国不限流船等支配之場所江流着候ハヽ早速夷船摘出舟頭水主どもニ右之書附相見セ候上ニ而可為介抱事、 一、右流人村々欠(=次:継紙の貼付…