日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

天正16年閏5月15日加藤清正宛豊臣秀吉領知方目録

 

     肥後国領知方目録事

一、四万参千八百八拾五石          玉名郡内

一、壱万弐千百七拾六石六斗         山鹿郡

  (中略)

    合拾九万四千九百拾六石

      此内

     千石  此内五百石今度御加増  小代伊勢守*1

     参千石 此内千石今度御加増   同下総守*2

     壱万六千石 国侍ニ被下分、重而御朱印次第相渡、則可致合宿候、

     拾七万五千石  其方*3見宛被下候分

       以上

  天正拾六年閏五月十五日(朱印)

          加藤主計頭とのへ*4

(三、2515号)
 

本文書の内訳は下表のようになる。

 

 

*1:親忠

*2:親泰

*3:清正へ

*4:清正