日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

アシガールのように女性が戦国期へタイムトリップ/タイムスリップするさいの心得その3 女房奉書と散らし書き

文書に関する限り圧倒的に女性の負担が重いと思う。

こういったサイトがある。

 

 このページは、科学研究費補助金(基盤研究(C))による研究「書状史料論の試み」(2010~12年度)の成果を発信するためのものです。

 

http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/personal/suegara/shojo_kaken

 

そこにアップされている女房奉書の写真がこちら。

 

 

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 現代文にするまで5ステップ踏まねばならない。こりゃ大変な世界だ!!

 

5ステップ、つまり5拍子の、たとえば「スパイ大作戦」または「ミッションインポッシブル」のテーマ曲で踊り続ける強い忍耐力を要する。

 

 

youtu.be

 

公的あるいは男性的な文書は漢字中心、一方私的あるいは女性的な文書は仮名の散らし書き(秀吉の女性宛の書状は後者のスタイルを採るケースが多い)で、歌に仮名が多いのもそのせいかと思われる。

 

さて、唯は女房奉書を読み書きできるようになるのか、続編に乞うご期待!!