手習いに苦労する唯。当時はドラマでも触れていたが15歳から60歳まで徴兵された。当然成人扱い、なのに文字も満足に書けないのかと思われそう・・・。
未来から来たことを知っている若君さまが、後世を憂うことのないよう、精進していただきたい。
まだ秀吉の検地も始まっていないので、360歩=1反(現在は300歩=1反)、荘園ごとに同じ一升(=約1.8リットル・・・18リットルで1斗、180リットルで1石)でも量も異なるし、銭は96枚で100文という妙な計算方法、アラビア数字は使えない。
われわれの名誉のためにも、がんばってほしい。
(唯の手習い)
年の内に
春はきに
けりひとを
こそとやいはむ
ことしとやいはむ
*「けりひとを」:本来は「けりひととせを」と書くべきところ
お手本は「古今和歌集 巻第一 春歌上」
(手本)
古今和歌集巻第一
春歌上
年の内に春はきにけりひととせ
をこそとやい
はむ
ことしとやいはむ
「者」そば屋で見る「生そば」の「者」
http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1708/24/qk_hentai-1.jpg
変体仮名だけの辞書もあるくらいバリエーションは豊富。横文字も変体仮名で表すと
御多越留=御たおる
変体仮名の参照サイトはいくつもあるがこちらがお勧め
年の内に 春は来にけり 一歳を
こそとやいわん 今年とやいわん