日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2018-04-20から1日間の記事一覧

歴史学における人物史について 増田四郎『歴史学概論』(191~192頁)から

ある歴史的事象に対して内面的な興味をひきおこすという場合、われわれの最も身近かに感得しうる対象の一つは、ある具体的な個人の伝記であろう(「伝記」に傍点あり)。個人の伝記というものは、社会事象とは異なり、感情移入の切実な点で、われわれをひき…

「日本人」をあらわす17世紀の英語

先日「歴史秘話ヒストリア」で、三浦按針のことをイギリス人がこう評している場面が取り上げられた。 ここでは日本人が「Japanner」となっており、また「very」が「verye」となっている。日本語と比較すると400年ものひらきがあるとは思えない。