日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2018-02-27から1日間の記事一覧

仮名にふりがながつく例

今も健在な変体仮名(「変体」という言い方自体に問題がありそうだが)がTLに毎日流れてくる。 多くが老舗の包装紙や看板に多いのだが、こういう事例ははじめて見た。 仮名で「じまん」と書かれているそばに「じま」とルビが振ってある。仮名にふりがなとは…

某鑑定番組に出品された天正19年閏1月11日小出吉政宛豊臣秀吉朱印状を読む

形式は折紙。 和泉国所々本知 六千石為加増同国 南郡内四千石同 日野根郡内弐千石 都合壱万二千石 事令扶助之畢 全可領知候、但此内 弐千石無役壱万石 軍役可相務者也、 天正十九 後正月十一日(秀吉朱印) 小出信濃守とのへ *所々:踊り字は原文中にあると…