日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2018-02-03から1日間の記事一覧

有馬温泉と秀吉 その1 ブラタモリ #97 有馬温泉

温泉番付の一部を掲出する。 大関 関脇 小結 東 上州草津湯 下野之那須 秋田小鹿嶋湯 西 摂津有馬湯 但馬城之崎ノ湯 予州道後湯 秀吉と有馬温泉の関係を示す史料は、「大日本史料総合データベース」で14件、「古文書フルテキストデータベース」で1件ヒットす…

日本の名前のむずかしさ 氏と姓と名字(苗字) その1

慶応までの日本人の名前は複雑である。 さて「豊臣秀吉」はどう読むべきだろうか。 秀吉は信長の後継者としての立場を固めると「平」姓を名乗り、ついで近衛前久の養子となり「藤原」姓を名乗るが「源平藤橘」の四姓とは別に5番目の姓として「豊臣」を創出し…