日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2018-01-25から1日間の記事一覧

伊賀惣國一揆掟書案を読む その4

(7条)一、当國之諸侍、又ハあしかる二不寄、三好方へ奉公被出間敷候事、 (8条) 一、國之弓矢判状送リ候二、無承引仁躰候者、親子兄弟をかきり、拾ケ年弓矢之用に立申間敷候、同一夜之やと(宿),おくりむかい共あるましく候事、 (書き下し文) ひとつ…

「人たらし」の意味、ご存じですか?

「ひとたらし」を漢字では「人誑し」と書く。「誑」は訓で「あざむく」と読み、意味は「あざむく、たぶらかす」である。 また1603年刊行の「日葡辞書」にはこうある。 Taraxi,taraxite タラシ、または、タラシテ 詐欺師、あるいは、口先だけでだます人 『邦…