日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2018-01-01から1日間の記事一覧

天正9年明智光秀 侍・百姓指出関係文書を読む

天正9年明智光秀侍・百姓指出関係文書 史料1 『新修亀岡市史資料編第二巻』40~41頁 和知衆知行高指出 片山丁宣家文書 (端裏書) 「日向守へ令□・・□」 当知行分一紙目録事 一、百七拾石五斗口升三合 片山兵内 一、弐十五石八斗弐升一合 地子方同人分 一、四…

日本史辞典に載らない言葉「武将」

戦国期に限らず、前近代において武芸に秀で、一廉の地位を獲得した者を世間では「武将」という。 『広辞苑』(第5版)では(1)軍陣の将、軍隊の将、(2)武道にすぐれた将としているので、近代、前近代を問わない可能性もある。したがって日本では明治以降…