日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

天正18年7月19日小貫頼久宛嶋清興書状(部分)を読む???

 旧聞に属するが、嶋左近の書状を読んでみたい。

 

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(折紙)

(折封ウハ書)

「小大蔵*1殿 御陣所」

 

(前略)

申候て見可申と被申候を

先可被仰出是も御分

前次第□(候)先々家中へハ

用意之儀急度被申越

候て可然と申候よし然者更ニ

昨夕御触以後夜中

より其まゝ被申越との

よし召使被進之候共

御存分被仰聞候て可被成

御尤候恐々謹言

 七月十九□(日)     清興

 

(書き下し文)

申し候て、見申すべくと申され候をまず仰せ出ださるべくこれも御分前次第候、先々家中へは用意の儀急度申し越され候てしかるべきと申し候よし、しからばさらに昨夕御触以後夜中よりそのまま申し越さるとのよし、召使これを進められ候とも、御存分仰せ聞けられ候て成らるべく、ごもっともに候、恐々謹言、

 

 

 

意味はさっぱり分からない。

*1:小貫大蔵丞頼久