小動物として大人気のカワウソだが中近世では食用とされていたらしい。
永禄11年2月10日『大日本古文書 益田家文書之二』344号文書には次のように見える。
於藝州吉田御一献之御手組
初献
御引渡
御湯漬
さかひて*4
二
三
かとのこ*16
くらけ*21
(中略)
一、元就様へ御樽 馬樽廿、御肴十合 右之肴の外也、
(後略)
https://clioimg.hi.u-tokyo.ac.jp/viewer/view/idata/850/8500/05/2202/0021?m=all&s=0020&n=20
益田藤兼・元祥が毛利元就をもてなしたさいの献立である。「三」に「羹」と「獺」の汁物が提供されていることがわかる。