日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

仮名にふりがながつく例

今も健在な変体仮名(「変体」という言い方自体に問題がありそうだが)がTLに毎日流れてくる。

 

多くが老舗の包装紙や看板に多いのだが、こういう事例ははじめて見た。

 

 

仮名で「じまん」と書かれているそばに「じま」とルビが振ってある。仮名にふりがなとはご丁寧だが、少々興ざめだし、これは屋上屋を架すというものではないか・・・。

 

それに、草餅にはルビがあるのに、なぜ同じ漢字である「向」にはないのか???

 

老舗の包装紙や看板、箸袋、のしから変体仮名が消えるのも時間の問題かも知れない。

 

そういえば変体仮名を守ろうという声を聞いたことがない。