日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

慶長期秀吉検地による国別石高

国立国会図書館デジタルコレクションから「前関白秀吉公御検地帳之目録」がDLできる。

 

国立国会図書館デジタルコレクション - 前關白秀吉公御檢地帳之目録

 

全国の国別石高が五畿七道別に分けられ一覧できるものだ。おそらく慶長の役のため軍役負担の基準とすべく作成されたものらしく、つづいて名護屋城での在陣構成が記されている。

 

ただ小瀬甫庵の手によるものらしく、鵜呑みにするのはまずいかも知れない。国によって精粗の差が激しく一千石単位のところもあれば一石単位まで書かれる(尾張など)ところもあるなど問題はある。

 

ただ何かの目安にはなるだろう。甫庵による粉飾がなければ軍役の基準であるから。

 

 

五畿七道別に円グラフにしたのが下記

 

五畿七道別石高.jpg - Google ドライブ

f:id:x4090x:20180221195541p:plain

 

 

六十六石国別石高順位はこちら

f:id:x4090x:20180222021722j:plain

 

 

https://drive.google.com/file/d/197mlqldCNaHF_Ff9M3xiPm3CetaRsv7_/view?usp=sharing

 

またEXCELに国と石高を記入したものがこちら

docs.google.com