手習いに苦労する唯。当時の人から仮名も書けないのかと思われそう・・・。
お手本は「古今和歌集 巻第一 春歌上」
(唯の手習い)
年の内に
春はきに
けりひとを
こそとやいはむ
ことしとやいはむ
*けりひとを:本来は「けりひととせを」と書くべきところ。唯が苦労しているさまが描き出されていると思う。
(手本)
古今和歌集巻第一
春歌上
年の内に春はきにけりひととせを(1)こそとやいは(2)むことしとやいはむ(3)
*を(1):「越」
http://blog-imgs-47.fc2.com/e/s/p/esperanzakz/ab-5917ah.jpg
*む(3):「無」
年の内に 春は来にけり 一歳を
こそとやいわん 今年とやいわん