運送業の人件費高騰問題は江戸時代にもありました。生麦事件の後、英国が江戸の町を砲撃する噂が広まり、地方へ避難する人が続出。一方、運送業に携わる人たちは賃金が高騰して大喜び。お金が移動する様をユーモラスに描いた作品。太田記念美術館の「幕末・明治ー激動する浮世絵」展にて2/25まで展示中 pic.twitter.com/4cwrZegQYZ
— 太田記念美術館 (@ukiyoeota) 2018年2月9日
「浮世はゆめだゆめだ」
「浮世は」の「は」は 盤
「ひやうとり」=日用取、日雇取・・・日払いで雇用される労働者、武家奉公人をはじめさまざまな業種に携わっていた
「ひやう」の「ひ」は 飛
「ふねのり」 =「船乗り」
「市中のものもち」=金持ち
この絵は「市中のものもち」から「船乗り」や「ひようとり」などへ金が大量に流れていくさまを描いたもの。日雇取や船乗りのそばには銭緡(ぜにさし)の束が積まれている。96枚で100文となる。
http://sirakawa.b.la9.jp/Coin/J034.files/J034J.jpg