日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの古文書オタ、いえ歴史学徒として史料を読んでいきます

新発見光秀書状に関する藤田達生氏の詳細な解説=プレスリリース

藤田達生氏による今回の発見について詳しい解説がプレスリリースとして公開されたので、ここにリンクを貼ることにする。

 

www.mie-u.ac.jp

 

http://www.mie-u.ac.jp/R-navi/release/pdf/%E3%80%90%E4%B8%89%E9%87%8D%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%80%91%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%99%BA%E8%A1%A8%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%88%E8%97%A4%E7%94%B0%E9%81%94%E7%94%9F%EF%BC%89.pdf

 

報道では「写」という古文書学用語が誤用・濫用されていたが、ここでは明確に影写本としており、なにより藤田氏による直接の説明であることが何より喜ばしい。各メディアのあやしげで覚束ない解説ではもどかしさが募るばかりで、なぜ天正10年に比定したのかといった核心部分は分からずじまいだったが、ここではそのあたりにも踏み込んでいる。

 

なおプレスリリース中にもあるが、専門誌である『織豊期研究』19号に史料紹介として掲載予定であるという。