日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2019-05-09から1日間の記事一覧

文禄2年8月21日島津義弘・久保宛安宅秀安書状を読む その1

前回までの書状を発した5日後、島津義弘・久保父子宛に安宅秀安はふたたび書き送っている。 猶以、此状御父子様御一所ニよく/\御一覧候て、 則火中可被成候、無其儀候へは、如此之儀、以来も 難申入候、以上、 態申上候、拙者乗舩渡唐之刻、以書状具申入候…