日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2018-07-01から1日間の記事一覧

「侍」・武士・奉公人

1980年代、いわゆる「身分法令」中の「奉公人、侍・中間・小者・あらし子にいたるまで」の「侍」を武士と解釈すべきでないと、高木昭作氏が指摘された*1。 高木氏の解釈はすぐに定着し、武家奉公人研究の深化をうながす契機となった。 たとえば磯田道史氏は…