日本中近世史史料講読で可をとろう

ただし、当ブログは高等教育課程における日本史史料講読の単位修得を保証するものではありません

日本中近世史料を中心に濫読・少読・粗読し、各史料にはできるだけ古文書学に倣い表題をつけ
史料講読で「可」を目指す初学者レベルの歴史学徒として史料を読んでいきます

2018-02-08から1日間の記事一覧

昭和45年カ11月19日坊城俊民宛三島由紀夫書簡を読む

mainichi.jp 掲載された書簡の一部を読んでみる。 郵便番号の導入が1968年7月1日であり、三島の死が 1970年11月25日、消印が「?5.11.20 8-12」なので昭和45年、自決1週間ほど前の書簡らしい。記事本文中でも「自決する6日前に同窓の友人宛てに送った」とあ…

由緒正しき年齢早見法

日本の紀年法は年号および干支で表すのが習わしである。たとえば「丙午」(ひのえうま)が高度経済成長期に意識されていたことは出生数の大幅な減少によっても確認できる。 前後で50万人近く、比率では130/180=72.2%で、4分の1減少するほどの影響を与えて…